羽衣と香久山
もちろんどちらも『薔薇の名前』
『羽衣』(1970年)
バラ本体よりも、そのネーミングセンスにハマってしまいました。
よく上手いこと思いつくなぁ~
咲き始めの弁端の強い返りが、花色と相まって羽衣を連想させるそう
天女が羽衣を着て、天空を自由に飛ぶ時、裾が風に流れている画があるけれど、その裾に似ているってことだよね…
白い羽衣…これが咲き始め…なるほど
ピンクの羽衣…おまけです。
そして『衣』つながりで、もう一つ
『香久山』(1975年) ダマスク系の強い香りがするそう
クリームホワイトに淡いピンクぼかしが”上品な花容”って言われているんだって。そして希少品種。
由来の香久(具)山といえば…持統天皇『新古今集』
『春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山』
(もう春は過ぎ去り、いつの間にか夏がきてしまったようですね。夏に純白の衣を干すという香具山に、あのようにたくさんな真っ白な着物が干されているのですから…)
※ひとりごと
日本に限らず、イギリス、アメリカ、他の国でもいい。
花の名付けには、作りだした人の『夢』『願い』『喜び』『誇り』が満ちている。
名前から、想いに耽る散歩は楽しい。(また妄想かッ)
逆に、まだ固い蕾で、この名前ならどんな花なんだろうと、待ち遠しい株もある。
絶対にネットで検索しないでおこう!


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