人生後半の『ほぼ写真日記』

笹の葉8の日々散歩とひとりごと

葉の雫


葉の上の水滴の美しさに、目を奪われた。


『白玉か 何ぞと人の 問ひしとき 露と答へて 消えなましものを』


こう言う水の玉だったんだろうなと想いながら  




今にも葉から滴り落ちる瞬間の雫もいい


水の美しさを凝縮したよう



※ひとりごと

『白玉か 何ぞと人の 問ひしとき 
       露と答へて 消えなましものを』

伊勢物語六段『芥川』は、哀しいけれど美しい


実際にあった話。

在原業平が藤原高子(後に清和天皇の后となった二条の后)

と駆け落ちをするが失敗。


追手に連れ戻されたことを、「鬼に喰われてしまった」と…


ここからは物語とは関係ない話

二人は後日再会する。
清和天皇の女御として入内した高子の大原野神社のお参りに、

近衛府の役人となった業平が同行し詠んだ。


普通に聞けば行幸を寿ぐ歌だけど、言葉の裏に恋を偲ぶ気持ちが交差しているそう


『大原や 小塩の山も けふこそは 神代のことも 思ひいづらめ』
(あなたとの恋は、神代ほども遠い昔のことになってしまいました。けれど今日この日は思い出していただけましたか?)