人生後半の『ほぼ写真日記』

笹の葉8の日々散歩とひとりごと

《ミニチュア写真日記》夏の器


ここミニチュア村でも


暑い日が続いていた


器だけでも涼感を感じようと


切子を出してみる




江戸切子の藍色の皿は見た目も涼し気で


さて何を盛り込もうか…





紅色もまた良い


今宵は透き通る酒で満たしたい




そうだ…大吟醸があったはず


これにしよう




漆器の酒器で切子の徳利に注ぐ




肴は藍と紅になじむ


カツオにした…


カツオと言うことにしておくれ



時空の狭間にあるミニチュア村には


いまだに「棒手振」があらわれる


今日はカツオを商っていた



遠慮しながら頼んでみると


棒手振は嫌な顔も見せず


庭先で七輪に藁をのせ


「たたき」にしてくれた




あぁ~美味い





※ひとりごと


子供の頃の思い出の夏の物


簾戸、夏茣蓙、切子の酒器…



中学生までは季節の節目に合わせ
家の中も様変わりしていたものだ


なんと贅沢なことだったんだろうかと今思う



極めつけは


5歳ぐらいまでの記憶では
8畳の寝間一杯のつり蚊帳があった


毎晩蚊帳を張り巡らすのが夏の間の楽しみで


姉とこぞって手伝いをした



江戸末期からの居宅で


そのしきたりは


不便なことだらけだったが


この歳になると懐かしい


ただ


今やれと言われても無理ですけど


ヾノ>д<。) だめだって絶対