人生後半の『ほぼ写真日記』

笹の葉8の日々散歩とひとりごと

鏡に映る影…と幽霊?の話

〈ミニチュアスレ⓳〉


夏は…茂る青葉に覆われていた樹だけれど




今は縦横に絡まるツタの根(枝?)が露わになった。




何気に…根元に白い鏡台がポツンとある。



誰がこんな所に置いたのか?



近づくと…
鏡に誰かが写っている!


急いで後ろを振り返るけれど誰もいない…



※ひとりごと


私には黒い帽子をかぶった鼻の大きな小人に見える。
(白雪姫に登場するような)


3つの点が集まると「人間の顔」と錯覚する、
シミュラクラ現象?

片方の目は隠れているけど、

向こうも恐る恐る私を窺っている様子が…


たぶん…自分が描くストーリーに合うように脳が錯覚してる。



ところで、昔から「幽霊と思ったら枯れ尾花」ってあるけれど、
たいていは脳の錯覚で話はつくことだと思っている。


ここからは本当に体験したこと


全国的に有名な老舗旅館に、親戚数名で泊まった。
私といとこと、その子供(男の子4才)が割り当てられた部屋での出来事。


夕暮れになったが、和風旅館でまだ布団が敷いていない時間なのでそれほど遅い時間ではなかったと思う。


急に男の子が、「戸(襖)の向こう側におばあちゃんがいる。」と言い出した。
問いただすと、面識のない知らない年配(子どもから見て)の女性らしい。


襖を開け放したが、もちろん大人には見えない。
でも、「まだ、いる」と言うのである。(ここで鳥肌)


実は私も…
その部屋内のトイレの場所に行くと、なんとも言えぬ嫌な気配がして、トイレに入れず、わざわざロビーのトイレまで行っていた。


いざ夜になって
寝る時も妙な恐怖心が収まらず、情けないが「いとこ」と「その子」の間に寝させもらった。(子どもがいいよーって言ってくれて、ホッ)


夜中に目が覚め布団の中で、もう一度眠ろうと思っていると
突然、襖を音をたてるぐらいの勢いで開けて、女性が入ってきたのである。


本当に驚いた時は声にならない。
その女は迷うことなく私をめがけてきて、右手首をつかんだ。
その力の強さは今でも忘れられない。


なぜ助かったかと言うと
いとこも、襖の向こうに何かの気配を感じていて(いとこが襖側に寝ていた)寝られなかったらしく、襖が開いた時、声をあげながらも電気をつけてくれたから。


何が怖いかと言うと、
その現象を3人同時に体験したことで
寝ぼけたとか気のせいではなくなったから…


でも今冷静になって考えると、子どもの発言がきっかけになり、大人が集団暗示にかかったのではないかと思っている。


それでも子どもには何か見えたって事になるけれどね(怖)
それ以来私は、暗い部屋では寝られなくなってしまったのである。




笹の葉8の日々散歩