人生後半の『ほぼ写真日記』

笹の葉8の日々散歩とひとりごと

《ミニチュア村➁》謎の店。商っているのは?


何の店だろうか


丁稚が店先を掃き清めているが


日差しをよける「すだれ」で
店の中は見えない



店先には玩具が並んでいる


商売は小間物屋らしい


風車、でんでん太鼓、独楽

きつねのお面がいい顔

横顔もいいね



傘から下がる飾りは縁起物だろうか


入口には将棋盤が据えられ


お客が時間を潰したりするらしい…

👉王将戦記念?将棋の駒を作る❶ (2022.2.12)
👉将棋の駒を並べてみよう➋ (2022.2.13)



回り込むとようやく店の中が見えてきた


ずいぶん「混沌」としている


謎だらけの店


椿が艶やかで文机が目に留まる


扇の横にあるのは高価な「笹紅」

紅猪口も椿でお揃い

笹紅は紅花から作る浮世絵にも描かれた口紅


高価なものを扱っているのか



箪笥の上を見てみよう


微妙な表情の招き猫と達磨(御利益無さそう)



ガラスがはめ込まれた金魚鉢



おやっ真ん中に煙草盆がある



立派な煙管の文様と火入、灰吹き

火入の盛られた筋が美しい



お客がいるようだが何者だろう


編み笠、日本刀、手裏剣に印籠


人目をはばかるような


何やら込み入った話のよう
[様子見]ョ゚ω゚;)


そうこうするうちに行灯に火が入る


引出しに火打石


店主は


刀の鞘を抜き取り


しげしげと刀身を吟味し始めた


店主「いい腕だねぇ」


抜き身|ョ゚Д゚ll))怖ァ・・


鷹揚な仕草で
やおら手文庫から小判を取り出す


ずいぶん大金だ


どうやら仕事は片付いたようだ。


主の正体は…
表の顔は小間物屋『笹八』の店主


裏稼業は仕事人(時代劇の暗殺請負人)の元締めらしい
ヒィー!!ε=∑(`д´;ノ)ノ



この人の好さそうな男が


まさか
仕事人の元締めだったとは…


《終》



※ひとりごと


ミニチュアの笹紅に感激


本物は見る角度で色が微妙に違って
この曖昧さ加減がいい


画像は借りてます



職業は質屋さんにするつもりが


笹紅と日本刀と小判が使いたくて
時代劇の仕事人の元締めになりました。


必殺仕事人なんて古くてわかるかなぁ?
翻案元は池波正太郎の娯楽時代小説『仕掛人・藤枝梅安』だよね。



ところで


以前アップした囲炉裏のある田舎家が住まいで
町方へ来るとこの小間物屋「笹八」がある。


架空の生活圏の地図ができそうだ。

おもしろそうなので
次も何か作って
地図を広げてみよう((o(´∀`)o))ワクワク