人生後半の『ほぼ写真日記』

笹の葉8の日々散歩とひとりごと

黄色は春の色&3.11あの日の自分の話



柊南天(ヒイラギナンテン)の花と葉





ブログ写真も


黄色い花が続いているけれど


黄色は春の色…と思う





まだ、冬枯れた跡が残る庭


艶やかな濃い緑の葉陰にある黄色


ああ、春だねぇ…



※ひとりごと


東日本大震災から12年たった


今回はあの日の自分の話



その日は北関東の某市で仕事があった


自分がプレゼンをしているにもかかわらず
なぜか集中できない


姿勢を直したり足の位置を変えたり
静かに座って居られないのである


同行者からも不審の目を向けられたが
こんな事は初めてだった…





そして
まさにその時会場が大きく揺れた
揺れは収まる気配もなく


尋常じゃない事態と感じ



中止させてもらう旨を告げ
後日調整でと車に飛び乗った。


もちろん反対する者もいたが

今帰らなければダメだと

強く主張し強引に帰った



幸運だったのは車で来た事と

地震発生から間髪おかずに
閉鎖される前の道路をひた走った事と


東北とは逆へ向かう事だったと思う



行きは高速道路を使ったが帰りは一般道を走った


車窓から見る電線は大きく揺れ
NHKラジオからは絶えず警告の言葉が流れていた



信号も役には立たない


その中を自分で運転しながら



不思議にも
だんだんと妙に落ち着いた気持ちに
なっていったのを覚えている


大袈裟な表現で申し訳ないが
圧倒的なものに対する諦観みたいな事なのか?




後から
同行者から「ナマズ」(地震を予知すると言われる)と異名をもらった



ただし
これほどの被害になろうとは…


後からわかり愕然とした


現時点の震災の死者は1万5900人、行方不明者は2523人


今年は過去1年間において新たな遺体の発見と不明者の身元確認がなかった初めての年なのだそうだ



3.11あの日の自分は