人生後半の『ほぼ写真日記』

笹の葉8の日々散歩とひとりごと

《ミニチュア写真日記》和菓子物語②だんごの身上




ここミニュチュア村にある和菓子屋の前身は



隣村へと抜ける切通し筋の茶屋だったそうだ…







旅人は切通しに入る前に


この茶屋で休憩し身拵えを整えるのが習いだった





困った旅人を助けているうちに草鞋に傘


水筒替わりの瓢箪、丸薬まで


いつの間にかひと通り扱うようになっていた





それでも団子の味と


清水で煎じたお茶の美味さが評判となり



いつしか小さいながらも繁盛していった





一番の売れ筋は〈みたらし団子〉



程よく焼いた団子を覆うたれの美味さは格別だ






好きな人にはたまらない〈うぐいす餡〉





無くてはならない〈あんこ〉




この傘が営業中の目印




そうこうして休憩を終え



握り飯を竹皮に包んでもらい



このミニュチュア村を旅立って行くのだった…





これは昔の話だが



現代でも創業時の精神を忘れぬよう



この3種の団子を当時の製法で作り続けているそうだ


(文責:笹の葉8)