お盆の思い出
子ども頃の"お盆"は
ワクワクした、夏休み中のイベントだった
この日は、
従兄弟たちが全員我が家にやってきた
年齢順に一人一人名前を呼ばれ
お小遣いのポチ袋をもらう
そして、私たちは全員菩提寺に向かった
菩提寺の参道には
迎え盆の参詣人をあてにした、露店がならんでいる
大人から見ればガラクタのような物を
この日ばかりは、好きなものを買うことができた
(どんなに高額でも500円以内の世界)
夕方になると
私たちは順番にお風呂に入り
浴衣に着替えさせられた
そして、一人一人提灯を持ち
先祖の霊の行く先を照らしながら
お墓から家まで連れ帰った
それが子どもの役割だった…
(⁂知らない人もいるだろうが、↓ これが手提げ提灯)
その時の
浴衣の柄、三尺帯の色…
手にした提灯の淡い光までも…
今でも思い出す
※ひとりごと
幼稚園に通い始めた頃
手提げ提灯がどうしても持ちたかった
ろうそくに映し出される絵柄の美しさに
いつまでも火が消せなくて怒られたのも
今は思い出になった
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