人生後半の『ほぼ写真日記』

笹の葉8の日々散歩とひとりごと

笹の葉8の”読書”散歩

コロナ自粛中…せっかくの機会なので


平常時に他に楽しいことがあれば
そちらに興味が向かい絶対にしないだろうことを
今、しようと思いついた。



なので、自宅の本棚から
相当昔に購入した埋もれた本を、また読み返すことにした。


今はこれ
『小説「聖書」旧約編』 
ウォルター・ワンゲリン[著]・仲村明子[訳]




もちろん新約編もある。



1998年に出版された時、
何かの書評を読んで興味がわき購入した。
当時は、かなり話題になっていたと思う。


この本は、神学者で文学者である著者が
聖書のほぼ全編を内容に忠実に小説化したもので、
一連の壮大な物語として書き上げられていて、
読み応えのある長編小説になっている。


私は信者ではないので、
信仰心から聖書を読むことはないが、
かねてから、ざっとでも全編の内容を
キチンと知りたいと思っていた。


でも、聖書自体を読んでみたら、
系図と名前がこんがらがって、
とても読みにくい!


我慢すれば断片的には読めるが、
つながりが理解できなくて途中で放り出した。
(申し訳ないが、私は素養がないので苦痛だった…)



そんな時、この本が出版された。


まず一番は、読みやすい。
芸術関連のエピソードとして、
知っている話はあっても、
(「モーゼの十戒」「ダビデとゴリアテ」「ソロモン王」「カインとアベル」etc)
継続したひとつの物語として
初めてなんとなく理解した。


そして、純粋にストーリーが面白い。


やはり、新約聖書の方が読みやすいが
壮大な物語としたら、
旧約聖書の方が面白いのではないだろうか。


申し訳ないが、誰も読もうと思わないものを
(オイ、アンタだけだろう)
長編小説として読みやすくした功績は
当時すごいと思った。



話は変わるが、
仏教経典で言えば「法華経」「観音経」
物語性があって、また視覚化したら面白いと
私は思っている。



※ひとりごと


もしかしたら、
キリスト教関係者の方で不愉快になったらごめんなさい。
純粋に古代の物語として素晴らしいと思う。


でも、読んだ直後は記憶していても
1~2年するとまた忘れちゃうんですよおー


やっぱり、超面白い場面しか頭にのこらないんだなぁ~


でも、意外に知っているエピソードが結構あるんですよ