《ミニチュア村⑥》時代劇の定番と言えば?あの…
今回をもって村シリーズは最後となります。
妄想話にお付き合い
ありがとうございました―☆゚。+。ヽ(≧▽≦)ノ
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最後の用事は近在の村の衆に頼まれ
書付を届ける事だった
町の往来の一番賑やかな場所の料理屋
ただしあまり良い噂を聞かない
なんとなく気が重いが
勝手口に向かった
今晩お座敷に飾る花だろうか
手桶に挿してある
女中頭が出てきて
番頭さんが返信を書くから
少し待っていてくれと言う
言われるがままに
所在なく座っていると
隣の部屋が何やら騒がしい
行灯に隠れて覗いてみると…
堅気には見えない連中が
「丁、半」の掛け声をあげながら
さいの目の博打を打っていた
ナニーッ!!∑(゚□゚*)
スルメをつまみに茶碗酒をあおる者がいれば
験担ぎだろうか
鉄火場(博打をする場所)に由来する
鉄火巻を食べている者もいる
鉄火つながりでマグロ尽くしの折詰
この店は悪どい商売で儲けている
とのもっぱらの噂
最近の物騒なご時世に
自衛のために雇ったらしい
エッ(゚Д゚≡゚Д゚;)マヂ?
店の者は忙しく立ち働いているが
自分は手持ち無沙汰
そして、こんな大店に来たことがない
つい好奇心に負けて
奥に足を踏み入れてしまった…
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人払いをした奥の間では
店主が一人の侍に酒を注いでいた
脇に置いた刀の鯉口が切ってあるとは
穏やかでない
すると、やおら店主は盃膳を脇にどけ
菓子折りを進ぜる
店主「つまらない物でございますがお納めください。」
蓋を開けると御菓子と銘があるが
奉書のすき間からただならぬ輝きがのぞく
店主「御口に合うとよろしいのですが。」と言いながら
奉書を除けた
大金∑(艸゚д゚;)ガガーン
ふたりは暗黙の了解で目配せをし
侍は訳知り顔でうなずき
早々に小判をしまった
店主「ここからはどうぞお寛ぎください。今朝方取り寄せました明石の鯛でございます。」
話がついた手締めに
尾頭付きを運ばせる如才なさ
すると…
一陣の風が吹き
一瞬にして行灯の灯りが消えた
何かが突風のように目の前を走りすぎ
濡れ縁から庭に下り
隣家の屋根に飛び乗った
夕闇におぼろげに見えた黒装束の姿は
小脇にあの黒い菓子折りを抱えているではないか
侍は刀を抜き、ヤクザ者たちは追いかけるが
屋根伝いに走り去る身軽さは
お尋ね者の「むささび小吉」なのか…
我に返りもと来た道を
岡っ引きの親分の家まで知らせに走った
はたして今度のかわら版は
親分の活躍か「むささび小吉」の手腕の鮮やかさか
どちらが載るのだろうか…【完】
※ひとりごと
こんなくだらない話を読んで下さった方
感謝☆゚。+。(p゚∀゚q)。+。゚☆
今回はびっしりと詰まった菓子折りの小判とサイコロの博打が使いたかったんですよォ~
こうなったらもう悪いにおいがプンプンですね
はい! (´ー`)ゝ
時代物はこれで一旦終了し、現代版のミニチュアの妄想世界でまたブラブラしたいと思います。
いやぁ~もう時代劇のネタが尽きたヽ(゚、。)ノコケッ
先に使いたいミニチュアがあって、それを妄想話でなんとか繋ぐのでツッコミどころ満載ですが…
(ノ≧∀)ノファイトォ─────!!
♪笹の葉8の日々散歩



















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