彼岸花はきつねのかんざし
久しぶりの散歩
彼岸花…曼殊沙華…が城跡に咲いていた
「曼珠沙華」は、サンスクリット語で「manjusaka」と書くらしい。
「慶事の兆しに赤い花が天から降ってくる」という仏教の経典が由来だそうだ。(法華経の場面にあったね…)
『彼岸花はきつねのかんざし』は、朽木祥による児童文学。
内容は、戦争が引きおこす悲しみと残酷さに苦しくなる。
作者が物語を執筆する上で大切にしたことは、「共感共苦」(辛さや悲しさを共に感じ、共に苦しむこと)であるとされている。
息子が小学校低学年の頃(15年前ぐらい)、毎日音読の宿題があった。
ある時、『彼岸花はきつねのかんざし』をベースにしたような、子ども用に簡略化した読み物を音読していた。
聞くともなく聴いていると、そのあまりの悲しい内容に驚いた。
一瞬、低学年の子にこんな悲惨な話はトラウマにでもなるのではないか、まだ早いのではないかと少し心配になったほどで、
子どもの音読を聴いて、我知らず泣いたのはこれが最初で最後だった。
※ひとりごと
あの世とこの世が最も通じやすい時期に咲く花
とも言われている。
秋の彼岸って、あの世との距離が一番近くなるのだろうか…




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